深谷市産業祭にアグリテック企業3社が出展。各種ソリューションをお披露目

2023.11.27

第18回深谷市産業祭が11月11~12日、深谷市役所などで開催されました。
前週まで夏日を観測したのが嘘のように、冷え込みや強風に見舞われました両日でしたが、今年も多くの来場者でにぎわいました。今回の産業祭では、アグリテック企業3社も出展。各社が誇る自慢のソリューションが、多くの来場者の目を引いていました。

■今回の出展企業

株式会社landlink(AgritechAward2019 プロダクト部門ファイナリスト)

株式会社リベルタ(深谷市の農家の方たちと夏用ウェア共同開発)

株式会社レグミン(AgritechAward2020 現場導入部門最優秀賞)

 

株式会社landlink『野菜で一番栄養があるのは皮。その皮ごと食べる文化をつくる』

同社では、野菜に付着した汚れや農薬を落とし、皮ごと食べやすくできる『ベジセーフ』の展示・販売を行いました。野菜の皮には栄養がたくさん詰まっており、皮ごと食べることはフードロスの削減にも繋がります。 実は、ベジセーフは深谷市内の小学校の給食でも使用されており、児童のみなさんからは「野菜のいいにおいがする」、「野菜の味がおいしくなった」と好評です。

株式会社リベルタ『農業の夏を変える』

汗と風で冷感が持続するフリーズテックという素材を使用したウェアを展示。 同社は深谷市の農家の方々と農業現場で使えるウェアの共同開発を行った実績があり、何度も現場で話合いを重ね、製品開発に至りました。

製品のサンプルを試した方々は、予想以上のひんやり具合に驚いていました(ちなみに筆者はこの日、一日着用していて非常に寒かったです)。 深谷の夏の厳しい暑さ対策に、こうした技術があるのも心強いですね!

株式会社レグミン『農薬散布サービスやってます!市内での散布面積も拡大中!』

同社は、実際に深谷市内でサービスとして実装する自律走行型農薬散布機を展示。 ブースの前に設置した実機に、多くの人が興味を持っていました。 レグミンは小学校で授業も行ったことがあったためか、来場者の中にはレグミンのロボットの解説をしてくれるお子さんが現れる場面も。徐々にレグミンが世の中に浸透する様子がうかがえました。

上記の写真はトラックに搭乗しているロボットを会場に搬入するシーンですが、登場のしかたも何だかかっこいいですね!

アグリテック交流施設の活用を!

深谷市では、アグリテックに特化した交流施設を10月末にオープンしました。 生産者と企業、あるいは企業同士のマッチングを促進するため、専門のコーディネーターが常駐しています。

ここでは、農業現場の本音、アグリテック企業の技術などの情報、モノなどのハブとなる場所を目指します。 生産者、農業関係者など、アグリテックに興味がある方はだれでもご利用いただけますので、お気軽にお越しください。

アグリテック交流施設 カタリバ深谷

埼玉県深谷市本住町3-3
TEL: 080-3439-3591