「Agriculture(農業)」「Work(労働)」「Vacation(休暇)」を叶える複合施設
『ONE FARM 深谷 Works』を運営するのはグリーンラボ 株式会社。「DEEP VALLEY Agritech Award 2019」で最優秀を受賞した企業で、深谷市のサポートを受けながら、さまざまな農業課題を解決するプロジェクトを進めています。
施設のメインとなる『VEGGIE Works』は、同社が開発した仮設型水耕栽培植物工場にワークスペースをプラスした最新モデル。室内は冷暖房完備のうえ、Wi-Fiも設置されていることから、リモートワークも可能になっています。
『ONE FARM 深谷 Works』内で、収穫体験ができるほか、土耕スペースにおいての作物の育成、隣接するキャンプ施設で屋外レクリエーションも楽しめる複合施設になっており、同社が唱える「Agriculture(農業)」「Work(労働)」「Vacation(休暇)」を同時に叶えます。
当日はセレモニーに先立ち、プレオープンとして一般公開もされました。オープンして早々に近隣の住民や農業に興味を持つファミリー、個人事業を営んでいる方などさまざまな人が来訪。年齢も小さいお子さんから年配の方まで幅広く見受けられました。
『VEGGIE Works』の縦型水耕栽培装置でバジルやレタスなどが栽培されているのに興味を持ち、スタッフに詳しい内容を尋ねている姿もそこかしこで見られたことから、手軽な水耕栽培に関心を持つ人が多いことがうかがえます。
「今後も深谷市は未来の農業を目指し、積極的な支援をしていく」
オープンセレモニーでは、小島進 深谷市長が実際に収穫を体験し、完成の喜びを語りました。これからの農業のあり方や働き方、新型コロナウィルスによって生活が大きく変わる中で、今回の『ONE FARM 深谷 Works』が完成したことは深谷市にとっても大変喜ばしい事になったと感想を述べており、今後についても深谷市のバックアップを約束しています。
「『ONE FARM 深谷 Works』が完成し、具体的に実現したことをうれしく思います。ですが、今から新たな挑戦が始まったわけで、今後も深谷市は未来の農業を目指し、積極的な支援をしていきたいと思います」
グリーンラボ 株式会社の代表取締役 長瀬勝義さんも喜びと抱負を語りました。当初は水耕栽培装置を使った本格的な農業モデルの導入でしたが、新型コロナウィルスによる状況の変化を受け、農業との親和性を高めて幅広い方を受け入れられる農業モデルにプランを変更させていただいたとのことです。
「この施設は関連企業や周辺住民の方々など、皆様の理解を得ながら完成したわけですが、今後はなるべく多くの方に利用してもらって、楽しさを感じていただける施設作りに全力を尽くしてまいります」
農業と遊びを一度に体験でき、リモートワークも可能になっている『ONE FARM 深谷 Works』は、誰もが農業に参加できる新しいスタイルの施設です。サービス開始は2021年4月1日予定。オープン後は定期的にさまざまなイベントも開催予定とのことで、気になる方は一度訪れてみてはいかがでしょうか。新しいライフスタイルが見つかるかもしれません。
『ONE FARM 深谷 Works』
場所:〒366-0002 埼玉県深谷市下手計380-1(深谷市立豊里幼稚園跡地)