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アメリカにおけるアグリテックエコシステム形成を牽引するGRAND FARMと深谷市が両国のアグリテック発展のためのパートナーシップを締結

2024.06.26

深谷市は、2024年6月10日から14日まで米国ノースダコタ州ファーゴで開催されたアグテックウィーク2024に、日本貿易振興機構(JETRO)が主催するJ-Bridge事業の使節団の一員として参加をしました。

J-Bridge事業の使節団の一員として参加

深谷市は、2024年6月10日から14日まで米国ノースダコタ州ファーゴで開催されたアグテックウィーク2024に、日本貿易振興機構(JETRO)が主催するJ-Bridge事業の使節団の一員として参加をしました。

期間中は、フランスやコスタリカ、アメリカ全土から延べ1,000人を超える参加者があり、アグリテックの現状と課題、そしてその可能性について日々白熱した議論が行われました。

6月13日には、ウィーク最大のイベントとして「Cultivate Conference」が開催され、深谷市は日本のアグリテックエコシステム形成をリードするDeep Valleyとして、アメリカの同エコシステム形成をリードするGrand Farm(※)との相互の連携を発表しました。

 

▲およそ500人の参加者が集まるCultivate Conference会場の様子

連携内容は、国の枠組みを超えて両者が協力してそれぞれのエコシステムを発展させることを目的とするものであり、具体的な内容としは、ディープバレーアグリテックアワードにおいてグランドファーム賞を創設すること。両国における双方のエコシステムのプロモーションを行うこと。国を超えたアグリテック企業及び関連機関とのマッチングを実施すること。また、両者が保有するアグリテック施設を相互に利用することができることなどが含まれるものです。

 

アグリテック企業を支援するためノースダコタと日本の架け橋を

Grand FarmのエコシステムディレクターのAndrew Jason氏は、「私たちは過去数年間、日本のアグリテックエコシステムと深谷市のディープバレーがどのようにして日本のエコシステムをリードするのかについて、現地訪問を含めて学んできた。私たちは、アグリテック企業を支援するためノースダコタと日本の架け橋を結びます。こうした連携がなければどのようなイノベーションも実現することは難しいだろう。」と述べています。

 

▲Cultivateの壇上では、連携の証として深谷市のゆるキャラ「ふっかちゃん」がGrand Farmに贈呈されました。

Deep Valley初の国際連携の今後に注目いただくとともに、日本のアグリテック企業については、アメリカのエコシステムに繋がる公式なルートができたことから、ぜひとも深谷市に働きかけを行い積極的にご活用いただきたいと思います。

深谷市ではJETRO埼玉貿易情報センター及びJETROシカゴ事務所と連携し、2023年9月にGrand Farmの深谷市来訪・視察受入れを行うとともに、2024年3月には米国ノースダコタ州アグリテックエコシステムセミナー(同時オンライン配信)・交流会を深谷市にて開催するなど、取組みを進めてきました。今後の活動も同機構と協力して進めてまいります。

(※)Grand Farm

農地・農場・農家に関する最新技術の実証・市場への導入や産官学連携、スタートアップ支援を目的とする非営利団体。全米最大規模の実証実験場を持ち、米国市場への展開支援を実施している。対象分野は、農業におけるAIやIoTの活用、自動運転などのスマート農業分野と、新規肥料や品種改善、二酸化炭素吸着等の農業バイオ技術。

 

▲連携について発表を行う深谷市産業ブランド推進室福嶋室長補佐

 

◯Grand Farmによる連携リリース

https://grandfarm.com/north-dakotas-grand-farm-and-japans-fukaya-city-forge-international-partnership-to-advance-agtech-innovation/

 

◯Cultivate Conference 2024

https://grandfarm.com/cultivate/

 

◯米国ノースダコタ州アグリテックエコシステムセミナー

https://deep-valley.jp/eventseminar/eventseminar2237/